ネットで誹謗中傷を行う人が身元を隠すために利用しているシステムとは

プロクシを使って本来のIPアドレスを隠す

ネットで誹謗中傷を行う人は、様々な策を講じて身元を隠していることがほとんどです。本名を名乗らないということは当たり前ですが、そのほかにプロクシの利用が挙げられます。プロクシとは利用者の代わりにデータの送受信をサーバーが行うという仕組みのことで、たとえば、アメリカにあるプロクシサーバーを利用して誰かが日本から掲示板に誹謗中傷を書き込んだ場合、発信元のIPアドレスは書き込んだ人のものではなく、アメリカのサーバーのものになるのです。

海外のプロクシサーバーを使われると操作が難しい

すると、誹謗中傷された人が警察に被害届を出し、いざ捜査をするということになった場合、書き込み元となっているアメリカのサーバーの管理者に問い合わせを行わないといけません。そして、実際に掲示板に書き込んだ人間のIPアドレスを聞き出さないといけないのです。しかし、任意での操作なのでサーバーの管理者が教えてくれるとは限らず、もし、教えてもらえなかった場合は誰が書き込んだのか永久に不明ということになってしまいます。

プロクシのシステムを応用したTorとは

また、最近は「Tor」という仕組みを利用して身元を隠蔽する人が増えています。Torはシステム自体はプロクシですが、プロクシからプロクシに接続して、最終的に掲示板に誹謗中傷を書き込むという風に複数のプロクシを経由するため、さらに本当のIPアドレスを調べるのが難しくなっているのです。もし、加害者がTorを使っている場合はIPアドレスから身元を割り出すことはほぼ不可能なので、訴えるためには別の手段で身元を特定しなければなりません。

サジェスト対策とは、ユーザーが検索エンジンで検索しようとするとき、その検索ワードの予測候補や関連ワードに、企業などが意図するキーワードを表示させることです。